年長児になったヒロの幼稚園もようやく始業し、新学期が始まりました。
「あー、やっと自分の時間ができた~☆」と思った矢先に、また、真ん中の子ハル(小3)が学校に行きたくない様子が見られ・・・保健室登校をしました。
2年生の終わりごろにもちょっと怪しかったので、心配していたんですよね。
3年生に進級して、クラス替えもあり先生も変わり、自分の中で気持ちも新しくなっていたのでしょう。かなり張り切って学校に行っていました。
それが、約1週間過ぎて、朝の様子がまたおかしくなりました。
「頭が痛い」と。
・・・来た来た。ハルの気持ちが学校に向かっていない時、こうやって体の不調を訴えます。
これまでだったら、その後詳しく話を聞いてみると、お友達と何かあったなどの理由があるのですが、今回は特にありませんでした。
?・・・ただ何となく行きたくないだけ?それとも本人が自覚していない部分で何かあるのでしょうか。
ヒロが幼稚園に行った後、また少し時間をかけて話をしてから、どうにかハルの気持ちを盛り上げて外に出ました。
「とりあえず、外に出てみよう。」「どうしても行けなかったら家に帰ってきてもいいけれど、外の風に当たったら気持ちが変わるかもしれないよ。」「散歩に出るつもりで行こう~。」と、そんなようなことを言って誘いました。
ハルは一応その気になったらしく、ランドセルを背負って外に出ました。
学校へ向かう道を歩く間、道端だったり、通り過ぎる家の庭に咲いているお花・・・クロッカスや水仙、たんぽぽ、スミレなんかを探しながら、普通に話をしていたんです。
それが、やはり学校に近付くにつれて足取りが重くなり、学校に曲がる道に出た時に足がストップしてしまいました。
そこには、交通安全の授業なのか1年生らしき子どもたちと先生、警察官の集団がいたのです。そこで気持ちが折れてしまったようでした。
それ以上学校方面には足が動かず、引き返そうとする素振りも。
集団のいる道を避けて、遠回りして学校に向かうことにしましたが、私が押してあげないと前に進まない。
別方向から学校に近付いたものの敷地に入ることができず、ここで少し話をしました。
「ここまで来たのだから、帰ってもいいと思っている。」「一応、学校の先生にはここまで来たことを伝えてくるよ。」「もしもおいでと言われたら、保健室で待たせてもらって、気持ちが切り替わったら行けばいいし、無理だったら帰ろう。」
そんなことを話したところ、本人もうなずいたので、私は職員玄関から入って行きました。
すると、フリーの先生が対応してくれて、ハルのところまで来て話しかけてくれたました。が、ハルは固まってしまって動こうとも話そうともしません。
結局、私と二人で保健室に行かせてもらいました。
初めは誰もいなかった保健室に、5分くらいしたら養護の先生が戻ってきました。
この先生は、アオが行けなかった時の様子を知っています。
フレンドリーにハルにも話しかけてくれ、ハルもそれに声を出して返事をするようになりました。少し緊張がほぐれたような感じです。
更にその後、休み時間になり、担任の先生が来てくれました。私は初めてお会いする先生です。
ハルにやさしく語りかけ、最後には「じゃあ、一緒に教室に行こう!ランドセル持って。」と促したところ、ハルも応じて腰を上げました。
養護の先生が、「後はまかせて、お母さんは振り返らずに(^^)」と、私に言います。やはり“お母さんがいると子どもは甘えてしまう”ということを、良くわかっているのでしょうね。
私もそう思ったので、後はお任せして帰りました。
で、結局、「ただいま~☆」と元気に帰ってきたハル。学校に行くまでが問題だけど、行ってしまえばどうってことはないみたい。
特にいじめられたりしているわけはないし、勉強がおもしろくないわけでもない。
先生は、「学年が変わって頑張り過ぎちゃったかな?」と言っていましたが、それもあるかもしれません。
まだ油断はできないし、朝はまた様子がおかしくなる可能性があるけれど、その時はその都度対応するしかありませんね。
今年度も、山あり谷ありでしょうが、何とか頑張ります~。