小4の上の子のことです。寝る直前に様子がおかしくなりました。
学校のことをつぶやき、我慢していたことを口に出したことで気持ちが溢れ出したのか、自分のことばに自分で反応したように泣き出しました。
泣いているので聞き取りにくく、何度も聞き返して話を読み取ってみると・・・
学校に持って行っている自分の荷物の一部が、置いておくべきところにはなくなっていて、なぜか先生が管理している落し物入れの中に入っていたらしいです。
先生に不信感を持ってしまった?
なぜそこにあるのか思い当たることがないようで、訳が分からない状態。この、“わからない”というのが、とても不安になるものですよね。
「先生に聞いてみたら?」と言っても、「何を言われるかわからない。」「先生のやり方がわからない。」と言うのです。
クラスメイトがいたずらをした可能性があるかというと、それもわからない。でも、誰かが何かしたかどうかはあまり問題にしていなくて、自分は何もしていないのに、先生に持ち物を粗末に扱っていると非難されるのが怖いということのようです。
直接、「先生が怖い?」「先生が嫌?」と聞いてみても、「そうではない」とは言います。・・・が、本人も自覚していないかもしれないけれど、不信感を持っているのかもしれません。
泣きながら話すことばの中に、「転校生の気持ちもわかって!」というひとことがありました。
3年生からの持ち上がりのクラスなので、先生と生徒の間にも、生徒同士の間にも、もうすでに関係は出来上がっています。
「いまさら言わなくてもわかる。」という部分があるんでしょうね。
でも、後から入った人にとっては言ってもらわないことにはわかりません。
自分にわかるように話してくれないことが、自分を理解してくれないように感じてしまうのかも。
4年生の転校でのとまどい、私にも経験がありました
私も4年生で転校した経験があります。そして3年生からの持ち上がりクラス。上の子の気持ちがわかるんですよね。
家庭学習のやり方とか、授業の進め方とか、持ち物についてとか、特に教えてもらうことがなかったので、見よう見まねでやっていたところがありました。
あの頃の私は、きちんと先生の方を向いて話を聞くタイプの子どもでした。言われたことをその通りにしたい方で、その分先生からも「言われたようにできる子」と思われていたと思います。
それが転校してきたことで、暗黙の了解みたいなところがわからないので、適当・・・というか、周りから見たら「決まりごとが守れていない」「理解できていない子」と思われることもあったかもしれません。
うちの上の子も私と似ているのかも。(もしかしたら私よりもプライドが高いかもしれません。^^;)
そして超少人数の学校から、人のたくさんいる学校に来て、そのギャップからうまく自分のことを出せなかったり、みんなの前で話がしにくかったりするんだろうなと思います。
先生には、ちゃんと話せばわかってもらえるのだろうけれど、話せなければ先生もわかってくれません。
何もしなくてもわかってもらいやすい少人数校と違って、自分のことを知ってもらうには、自分からアピールしないといけません。
私自身は、学校規模としてはそこまでのギャップはなかったけれど、引っ込み思案でおとなしい人物だったので、聞くことの方が恥ずかしい気がしていました。
「聞くは一時の恥。聞かぬは一生の恥。」なんて言葉がありますが、その一時が耐えられなかったんですね。
今日の上の子は、「前の学校に戻りたい。」と何度も繰り返していました。
できれば自分で解決できる力を身につけてほしい。と思いますが、それを待っていて大丈夫なのかどうか・・・。また不安定さが続くようだったら、先生にもお話しなくてはなりませんよね。
クラス運営に熱心な先生。以前、上の子が学校に行きたくなくなった時にも、きちんと対応してくれました。
私自身は信頼している先生ですけど、そのせいで子どもは「先生が原因」だと私に言えないのかな?そこまで気を遣ってはいない??
またしばらく、様子を見なくては。明日は普通に起きて準備するかしら・・・?