シリーズものになっている、ハルの冬休み明け不登校記事です。
前回までのお話は、こちらをご覧くださいね。
⇒『小学校は三学期が始まったのに、始業式後に2日欠席した不登校気味の2年生』
⇒『冬休みが終わってすぐに不登校?(続きの記事です)』
⇒『冬休み明けの不登校。親も一緒に登校して、玄関に着くまで』
学校の玄関に入る時、扉の前で足を止めたハルですが、私とアオが先に中に入って行ったので少ししてから入ってきました。
それでもすんなり靴を履きかえることはなく、そこに立っています。
「靴、履きかえて」と言いつつ、私は自分の靴を脱ぎ始めると、ガラッと玄関の扉が開いて、外から「おはようございます」という声が・・・
入ってきたのは先生でした。
私はあまりピンと来なかったのですけれど、子どもたちは知っていたようです。フリーの先生なのかな?
この時間に出勤してくるなら、パートみたいな(非常勤?時間講師?)感じなのでしょうかね。
私とハルとアオがいる中、様子を見て状況を判断したのでしょうか、ハルのところに来て「先生と一緒に行こう♪」と声をかけてくれます。
ハルは最初、表情が固かったのですが、その先生はハルの興味を持ちそうな話題をさりげなくして、そのうちにハルの表情も緩んできました。
そしてちょうどその頃に、ハルのクラスの数人の子がこちらの様子に気づいたように、「あ、ハルだ。」と言ってやってきました。
教室を移動している最中だったようです。
別の子も気づいて玄関まで来て、フリーの先生とあいさつをした後に、ハルの荷物(休み明けで、ランドセル以外にも持って行くものがいくつかあったので。)を教室まで持って行ってくれました。
そんな風に周りが固められて(^^)、ハルは行く気になったようです。荷物を運んでくれた女の子たちがいなくなってから、今度は男の子が来て、先生も一緒に教室へ向かって行きました。
さて、取り残されたのはアオ。
アオも数か月前には、こうやってフリーの先生にお世話になったこともありました。でも今は安定しています。
とは言え、やっぱり遅刻して学校に行くと言うのは勇気が要るもの。「教室の前まで来て」と言うので私も一緒に校内に入り、教室までは送って行きました。
親がいると子どもたちは「何ごと?」と思うだろうから、私は教室から見えないように。
教室に着くと、こちらを振り返ることなく小声で「じゃあね。」と言って、アオはサッと扉を開けて中に入って行きました。
ああ。今日こそ行ったよ~(TT)
帰りの道中、外は寒かったけれど気持ちは晴ればれしていました♪
また「行きたくない」となる日が来るかもしれない。そしてまた学校に付き添って来ることもあるかもしれない。
でも同じことを繰り返しているように思っても、きっと何かは変わっているし、ちょっとずつ成長しているはず。
こういうの、よく、らせん階段に例えられることがありますよね。
同じようなところをグルグル回っているように見えるけれど、実はちょっとずつ上にのぼっているという。成長の仕方。
きっと、後から振り返ってみたら、「そんなこともあったね。」と笑える時が来る。・・・そうなったらいいな(^-^)
そんなこんなで、今回のハルの不登校なりかけ物語は、とりあえずこれにて完結いたします^^
もう、次回はないといいのだけど。